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阪神・岡田監督「点取らなアカン。ヒットの数やない」 今季12度目零敗“決定力不足”に嘆き

スポニチアネックス / 2024年7月20日 5時16分

<神・広>9回、選手交代を告げにベンチを出る阪神・岡田監督(撮影・北條 貴史)

 ◇セ・リーグ 阪神0ー1広島(2024年7月19日 甲子園)

 阪神は自軍に傾きかけた流れを、引き寄せられなかった。1点劣勢の7回無死満塁。坂本は遊ゴロで6―2―3併殺。続く木浪も中飛に倒れ、絶好機を逃した。

 「点取らなアカンのやろ。ヒットの数やないやんか」

 試合後、岡田監督は広島を上回る7安打を放ちながら無得点に終わった打線の“決定力不足”を嘆いた。7回は佐藤輝、大山の連打で無死一、二塁とし、野口の放った飛球が、目測を誤った中堅・秋山の前に落ちる幸運にも恵まれて得た好機だった。ここで坂本に代打を送らなかったのには、理由があった。

 指揮官は「一番取り返すチャンスやからいかなかったんや、代打は。挽回するチャンスやから」と説明。坂本は5回無死一、二塁の守備で、菊池の犠打をつかみ損ね、その後の先制点献上につながる失策を犯していた。この日、藤田の出場選手登録を抹消して捕手2人制となり、坂本に代打を送りづらい状況ではあったが、それ以上に反骨心に期待。しかし結果は、広島・床田にねじ伏せられた。

 初回の拙攻も痛かった。近本、中野の連打で無死一、二塁も、森下、佐藤輝、大山が打ち取られ無得点。岡田監督は「ランナー進めへんねんもん」と進塁打もなかった“3者凡退”に首をかしげた。

 「その場で来た選手が、打つしかないやんか。もう何百回言うてるやんか。誰にスコアリングポジションでチャンス来るかわからへんねんから」。この夜2度の得点圏に走者を進めた好機での個々の対応に不満タラタラ。「何にもないわ」と言い残して引き揚げた。

 今季12度目の零敗を喫し同4度目の0―1敗戦。広島相手にシーズン2度の0―1敗戦は12年ぶりの屈辱で、12試合連続ノーアーチは8年ぶり…と貧打のデータを挙げるとキリがない。曜日別最低勝率・333(5勝10敗1分け)と“最弱”の金曜日も3連敗だ。

 唯一の朗報は、「ウル虎の夏」は昨季まで4カード連続勝ち越し中ということ。前半戦残り2戦必勝で、球宴を迎えてみせる。(遠藤 礼)

 ○…阪神は今季12度目の零敗。昨季のシーズン13度にあと1度とするハイペースで、7月までに12度以上は、球団ワーストのシーズン26度を喫した22年の17度以来になる。今季甲子園の広島戦は4月9日の初戦勝利以降5連敗。18年4~7月の5連敗以来6年ぶりで、きょうも負ければ球団ワーストの61年初戦から6連敗に並ぶ。

 ○…チームは7月5日DeNA戦からの連続試合本塁打なしを12試合に更新。16年6月の14試合連続以来8年ぶりで、2リーグ制以降の球団ワースト、12年の15試合も近づいてきた。

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