巨人 球団ワーストタイ15度目零敗…三塁踏めず阿部監督「脱帽です」

＜中・巨＞ベンチでうつむく阿部監督（中）（撮影・椎名　航）

　◇セ・リーグ　巨人0―1中日（2024年7月19日　バンテリンD）

　87試合目で早くも昨季に並ぶ球団ワーストタイとなる15度目の零敗。2位に転落した巨人・阿部監督は「脱帽です」と三塁すら踏めず、散発4安打に終わった攻撃を嘆いた。

　難敵の高橋宏に苦戦し、8回までゼロ行進。1点を追う4回無死二塁でヘルナンデス、岡本和、大城卓の中軸が凡退し、指揮官は「あそこしかなかったという感じ。ワンチャンスあるかないかくらいの出来だった」と振り返った。リーグ最多タイの貯金6としているが、負ける際は同じようなやられ方が目立つ。終盤戦へ向け、打線が低調時にどう1点をもぎ取るかが課題だ。

　数少ない収穫は「6番・三塁」で先発出場し、2回に17打席ぶりの安打となる二塁内野安打を放った坂本。「継続して打てるように頑張ります」と前を向いた。（川島　毅洋）

　≪両リーグ最多≫巨人は今季両リーグ最多となる15度目の零敗。シーズン15度の零敗は47、79、15年と昨年に並ぶ5度目の球団ワーストタイ記録。また、0―0引き分け2試合を含む無得点試合は今季17度目で、昨年の16度を抜く球団最多になった。