【全英オープン】桂川有人は1打届かずメジャー初の予選落ち「どんどん成長していければ」

桂川有人

　◇米男子ゴルフツアー　全英オープン第2日（2024年7月19日　英国トルーン　ロイヤルトルーンGC＝7385ヤード、パー71）

　96位から出た、桂川有人（25＝国際スポーツ振興協会）は2バーディー、4ボギーの73で回り、通算7オーバーの81位で予選カットラインに1打届かず予選落ちとなった。

　厳しい中でも、たしかな成長を感じた2日間だった。2、3番で連続ボギーが先行し、前半は2つスコアを落としてターン。後半に入り、13番で7メートルのバーディーパットを沈めると、以降は全てパーを並べたがカットラインに惜しくも1打届かなかった。

　今大会がメジャー3度目の出場。初の予選落ちとなったが、バンカーショットでは自身の成長を実感した。得意のショットは本来の力を発揮できなかったが「今までのメジャーとはまた違った耐える感じになったので、そこは凄い経験ができたんじゃないかな。これで終わりじゃないので、どんどん成長していければっていう意味では悪くなかった」とうなずいた。

　4月末のISPSハンダ欧州・日本トーナメントで欧州ツアー初制覇を飾り、今季から本格参戦することを決めた。欧州ツアーではなかなか上位争いに絡めず「ちょっと自信を喪失気味」と苦笑いするが、「ゴルフは波がどうしても出てしまうというのがある。自分の番がいつか来ると思うので、悪い時はもうとりあえず耐えてという感じです」と必死に前を向く。

　次戦はデンマークゴルフ選手権（8月22日開幕）に出場予定。これからも欧州の舞台で戦い続ける。