エスコンで初！稲葉ジャンプだ！ 22日に出場「日韓ドリームプレーヤーズゲーム」で再現期待

稲葉ジャンプで盛り上がるスタンド

　いよいよ、決戦の時だ。日本ハム・稲葉篤紀2軍監督（51）が、22日にエスコンフィールドで行われる「日韓ドリームプレーヤーズゲーム」に出場する。WBCや五輪などで熱戦を繰り広げてきた両国のプロ野球OBが集結する一戦。日本ハムの本拠地で初プレーとなり、ファンによる“稲葉ジャンプ”の再現も期待される。

　真剣勝負へ準備を進める。稲葉2軍監督はチームの指揮と並行して、既に“秘密特訓”も実施。80キロ台と100キロ台のマシン打撃を行うなど、現役を引退した14年から10年ぶりのプレーに向けて打撃の感覚を取り戻している。現役時代ばりの鋭いスイングに期待だ。

　「楽しみ半分、不安半分。体が動くかどうか。飛距離はあんまり出てないけど、もちろん本塁打を打てるように頑張りますよ」

　日本ハムの本拠地・エスコンフィールドでの開催。イースタン・リーグなどで指揮は執ったことはあるが、エスコンでプレーをするのは初だ。応援歌に乗せたかつての“稲葉ジャンプ”の再現も期待できそうで「やっていただけるんだったらうれしい。それは初球待たなきゃいけない。ジャンプ終わるまではね」と自身も心待ちにしている。

　09年のWBCでは主につなぎの4番として、大会連覇に貢献。稲葉2軍監督が特に印象に残っているのが、韓国との決勝で延長10回に決めた犠打で、その後のイチローの決勝打につながった。今回も当時の一塁走者だった内川聖一氏も出場予定で「ウッチーが出たらバントしてやろうかな」と笑う。

　日本ハムから球団史上最多の10人が選出された、初のエスコン開催となる球宴第1戦の前夜祭となる一戦。「我々は今やれることは精いっぱいやって、見ている方々は当時を思い出しながら楽しんでもらえたら」。北海道の地で、全力プレーを見せる。（田中　健人）

※試合のチケットの詳細は球団公式サイトへ。