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【高校野球】近大福岡が初4強!チームの伝統が理由で“背番号10のエース”田辺が2安打完封

スポニチアネックス / 2024年7月20日 12時22分

近大福岡のエース・田辺は8回2死二塁、九国大付の牟礼(背中、背番号15)を空振り三振に仕留めて笑顔でベンチに戻る

 ◇第106回全国高校野球福岡大会準々決勝 近大福岡1―0九国大付(2024年7月20日 北九州市民球場)

 近大福岡が創部初の4強入りを果たした。背番号10のエース・田辺周(3年)は2安打完封。「相手は3連覇のプレッシャーがかかっていると思った。野球をやっていてよかったと思います」とはにかんだ。

 九国大付のスーパー1年生・牟礼に対し、徹底的な内角攻めが功を奏した。初回1死一塁では中越え二塁打を許したが、3回2死二塁はぎりぎりを狙った死球。ただ、その後は相手の直球狙いを察知し、外角の変化球で2三振を奪う。8回2死二塁のピンチでは外角スライダーで空振り三振に仕留め、雄たけびを上げた。

 昨夏はベスト8で東筑と対戦し、3回7失点で散った。夏を投げ抜く体力をつけるため、投球練習の前後にはポール間走を取り入れ、疲労した状態で「バランスが悪くても投げられるように」と工夫し、ひと周り成長。ドジャース・山本由伸のストレッチも取り入れるなど、直球の最速は昨秋より3キロ上がり、141キロと大黒柱となった。

 近大福岡は主将が背番号10をつけるのが伝統だ。昨秋から主将を務める田辺は、エースナンバーをつけたい気持ちは「少しはあります」と笑うが、エースとして主将として責任ある数字を背負い、チームを引っ張る。名前の“周”は「周りの人を巻き込み、周りの人に愛される人に」という意味。名前の由来通りの中心的な活躍だった。

 初の甲子園まであと2勝。田辺は「絶対優勝して、甲子園で1勝したい」と誓った。

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