同志社国際 2年生の大型ハーフ遊撃手・フォーク黒田レイモンド豪にスカウト熱視線 チームは敗退
スポニチアネックス / 2024年7月20日 17時37分
◇第106回全国高校野球選手権京都大会 4回戦 同志社国際4ー14鳥羽(2024年7月20日 わかさスタジアム京都)
同志社国際は7回コールド負けを喫し、春季大会で敗れた鳥羽にリベンジはならなかった。敗戦の中、プロ注目の大型遊撃手が奮闘した。父がアメリカ人、母が日本人のフォーク黒田レイモンド豪(2年)は、3打数1安打1打点。5回途中からはマウンドに上がり、2回2/3を4安打3失点だった。
「初回から雰囲気にのまれてしまったと思う。4点を追いかけるのは大変だった」
初回表に4点を先制されて迎えた裏の攻撃。ストレートの四球で出塁し、後続の暴投で生還して反撃ムードを呼び込んだ。2回の第2打席は、2死三塁から中前適時打を放ち、二盗も決めた。
3―11の5回1死一塁からは先発した都谷健斗(2年)とポジションを入れ替わりマウンドへ。この回は後続を抑えたが、6回に先頭打者への四球から3連打などで2点を失い、7回も四球から1失点してコールド負けの基準となる10点差を付けられてしまった。
野球歴は浅く、同志社国際中に入学してから。土曜日も授業があるため、勉強と野球の両立ができることを優先に考えて堺ビッグボーイズでプレーした。現在1メートル90の身長はまだ伸びているといい「やっていて楽しいのはショート。伸びしろがあるのはピッチャーだと思う。下半身を強化して球速を上げたい」と自己分析。さらに「将来はアメリカの大学に進むことも考えている」と壮大な夢を語った。
スケールの大きな逸材は、ドラフト候補となるのは来秋ながら、スタンドでは日本ハムの熊崎誠也スカウトが視線を送った。
新チームでは主軸となることが期待される。「チームを引っ張る選手になりたい。周りから信頼されるように」と成長を誓った。
◇フォーク黒田(くろだ)レイモンド豪(ごう) 2007年(平19)11月30日生まれ、兵庫県神戸市出身の16歳。同志社国際中入学後に堺ビッグボーイズで野球を始め遊撃手兼投手。50メートル走6秒3、遠投100メートル。最速137キロにカーブ、シンカー、スプリット。1メートル90、76キロ。右投げ右打ち。
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