西城陽が7年ぶりの8強進出 エース左腕辰巳涼太が8回4安打完封でコールド勝ちに貢献
スポニチアネックス / 2024年7月20日 19時34分
◇第106回全国高校野球選手権京都大会 4回戦 西城陽7ー0宮津天橋(2024年7月20日 わかさスタジアム京都)
西城陽が4強入りした2017年以来、7年ぶりに準々決勝へ駒を進めた。エース左腕の辰巳涼太(3年)が被安打4で完封した。
「ピンチもあったんですけど、野手がいいところでゲッツーを取ってくれたり、(抜けるか)どうかっていう打球をアウトにしてくれたんで、流れが相手にいかなかったと思います」
1年生の正捕手・鳴海聖人とサインが合わない場面もあった。初回1死二塁で3番打者を迎えた場面。カウント2ストライクから3球目に投げたかったスライダーではなく、チェンジアップのサインに2度、首を振った。それでも同じサインを出す後輩を信頼して空振り三振。これ以降、辰巳が首を2度振ることはなかった。
2004年のドラフト自由枠で横浜に入団し、19年から指揮を執る染田賢作監督からは配球や体の使い方を学んでいるという。
「相手が予想していないような球を投げたり、変化球を意識付けさせて真っすぐを投げたりとか、逆を突くような配球が多いです」
序盤を終えてロースコアの展開に、指揮官も積極的に動いた。1―0の5回2死一、三塁でダブルスチールを敢行。「勝負事なんで攻めないといけない。僕も腹をくくった」。2点目で流れを引き寄せると、6回以降も毎回得点を挙げ、8回は先頭打者からの5連打で一気に決着を付けた。
一昨年は京都外大西に、昨年は鳥羽に初戦で敗れたが、ここまで3勝と躍進。指揮官にとっても夏の8強は初めてだ。
「ここがアカンかったっていうところがあんまりないぐらい良かった。チームは冬を越えてすごくたくましくなった。6年目ですけど、一番バランスのいいチームになったんじゃないかなと思っています」
公立校だけに私学のような選手集めはできない。鍛え上げたナインの成長した姿を頼もしそうに見つめた。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【高校野球】龍谷大平安・大西傳心「やり返すなら完封」昨夏の準決勝で敗れた立命館宇治を圧倒
スポーツ報知 / 2024年7月22日 6時0分
-
8回100球超も続投…指揮官が託した“珍根拠” ベンチで驚きの一言、23歳初完封の裏側
Full-Count / 2024年7月18日 8時30分
-
【高校野球】光南のエース左腕・大越来夢が5回1安打“完封”&3ランの活躍
スポーツ報知 / 2024年7月18日 5時50分
-
【高校野球】2年ぶり夏聖地目指す天理が快勝発進 初回に5番・大谷汰一がV打&エース麻田悠介が快投
スポーツ報知 / 2024年7月17日 11時58分
-
金足農4強 吉田輝星の弟・大輝が連続完封 “兄超え”連続無失点21回に伸ばした
スポニチアネックス / 2024年7月17日 5時2分
ランキング
-
1《江川卓、1984年オールスター8連続三振》40年目の真実「あの日は肩が痛くなかった」、バッテリーを組んだ中尾が明かす「パスボールしろよ」発言
NEWSポストセブン / 2024年7月22日 11時13分
-
2日本ハム 誹謗(ひぼう)中傷の投稿に注意喚起 法的措置も視野
スポニチアネックス / 2024年7月22日 13時51分
-
3大谷翔平の144m弾より「広告に目いったわ」 日本企業の“宣伝効果”が「えげつない」
Full-Count / 2024年7月22日 10時28分
-
4ストレッチャーで運ばれ途中退場したバレー日本代表の高橋健太郎 パリ五輪まで約1週間ケガの状態を明かす
日テレNEWS NNN / 2024年7月22日 10時41分
-
5衝撃の一発に頭抱え…“アングリ硬直”の24歳が「完全に驚嘆」 大谷特大弾の反応が話題
Full-Count / 2024年7月22日 18時3分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)