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能見篤史氏 阪神・及川には伸びしろしか感じない 軸足の無駄な動きを修正していけばもっと良くなる

スポニチアネックス / 2024年7月21日 5時16分

能見篤史氏

 ◇セ・リーグ 阪神0ー1広島(2024年7月20日 甲子園)

 【能見篤史 視点】阪神・及川が先発して6回を無失点。初回のピンチも落ち着いていたし、6イニングすべて先頭打者を出さないなど内容も結果も十分に合格だ。足が速いし、運動神経もよく、身体能力などポテンシャルはスゴいものを持っている。ねじりなど体の使い方、特に軸足(左足)に無駄な動きがあるし、修正していけば、もっと良くなる。伸びしろしか感じない。

 現役時代は先発も救援もどちらでも投げてきた。マウンドへの入り方はそれぞれ違う。1打席勝負なのか、どうかで打者の方も対応が違うし、同じ打者との対戦でも配球が変わるもの。それは及川が経験を重ねていくことで覚えればいい。

 2軍で調整中の伊藤将もこのままでは終わらないだろうし、高橋も支配下に昇格してきた。大竹も含めて先発左腕の層が厚くなり、ペナントレースの後半戦は競争は激しくなってくる。及川も先発、救援のどっちつかずではもったいない。便利屋にはならず、先発枠を勝ち取るつもりで投げてほしい。

(スポニチ本紙評論家)

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