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阪神・及川 自己最長6回零封 後半戦へ猛アピール! 初回ピンチ切り抜け「乗っていけた」

スポニチアネックス / 2024年7月21日 5時16分

<神・広> 3回を投げ終え、笑顔でベンチへ戻る阪神・及川(撮影・大森 寛明)

 ◇セ・リーグ 阪神0ー1広島(2024年7月20日 甲子園)

 阪神・及川が快投を見せた。5月24日巨人戦以来、今季2度目、通算3度目の先発マウンドで自己最長6回を同最多87球で無失点に抑えた。被安打は3本のみ。6日に中継ぎとして昇格してから短い準備期間でも結果を残した。

 「自分がどれだけ最少失点に抑えられるかが大事だった。その中で低めにコントロールできた」

 初回2死からの連打で背負った一、二塁で上本をスライダーで空振り三振。窮地を切り抜けてリズムに乗った。「立ち上がりが一番、心配だった。中継ぎでは味わえない場所。あそこをゼロで抑えられたのが大きかった。変化球で内野ゴロを打たせられた。乗っていけたと思う」。2~5回に許した走者は1四球だけ。最後の6回も盗塁で招いた2死二塁で小園を二ゴロに斬ってグラブをたたいた。

 援護がなく、勝利投手の権利は得られなかった一方、事前に岡田監督から示されていた「よかったら、次のカードもある」という約束に応えた。「このまま抑えていけば(先発初勝利は)巡ってくるもの。次回チャンスがもらえれば(終盤に出力が)落ちる部分をなんとかしたい」。後半戦の先発機会へ、アピールに大成功した一戦だった。(松本 航亮)

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