福岡大大濠 プロ注目右腕の柴田が「獅子」奮迅 同点弾&好リリーフ「絶対に(甲子園へ)行くつもりで」
スポニチアネックス / 2024年7月21日 6時31分
◇第106回全国高校野球選手権福岡大会準々決勝 福岡大大濠10ー2飯塚(2024年7月20日 北九州市民)
1989年以来35年ぶり夏の甲子園を狙う福岡大大濠は、プロ注目のエース・柴田獅子(3年)が同点ソロに加え、緊急リリーフと投打「二刀流」でチームを逆転4強に導いた。
高めのボール球を強引に引っ張った。1―2の4回無死、福岡大大濠・柴田は飯塚エース・肥後琥南(3年)の直球を捉え、今夏1号の同点ソロ。1メートル86、85キロの恵まれた肉体から放たれた高校通算19本目のアーチは右翼席で大きく弾んだ。
「(肥後の)フォークは凄すぎました。直球は高めに浮いていたので、その一点に絞りました。(バットの)先っぽだったので、入るとは思わなかった」
初回2死一塁の1打席目では肥後のフォークに空振り三振したが、読みの深さと対応力と打ち損じでも届く長打力でカバーし、一気の逆転劇を呼んだ。
バットだけではなく、プロ注目の右腕は投げても流れを変えた。0―2の2回2死二塁。急きょ、一塁からマウンドへ向かう。「肩の準備ができていなかった。気持ちで乗り越えようと思いました」と一ゴロでしのぐ。少しずつ、エンジンがかかり、直球は最速に2キロだけ足りない147キロを計測し、5回1/31安打無失点だった。
この日も3人を派遣したロッテなど、多くのNPB球団スカウトがネット裏で視察。ロッテの榎康弘アマスカウトディレクターは「準備不足でこれだけ投げられる。ベース上での球の強さがある。(打撃も)センスありますね」と評価する。
1989年以来遠ざかる夏の甲子園へ、2勝に迫った。35年ぶりの頂点へ、まさに“獅子奮迅”の活躍だった背番号1は「絶対に(甲子園へ)行くつもりでやっています」と表情を崩さなかった。
(福浦 健太郎)
◇柴田 獅子(しばた・れお)2006年(平18)4月18日生まれ、福岡県飯塚市出身の18歳。小学2年の時に庄内ジャガーズで野球を始める。中学は飯塚レパーズに所属。福岡大大濠では1年夏からベンチ入り。1メートル86、85キロ。右投げ左打ち。
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