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サニブラウン不在でもリレー侍V 3走・桐生が抜群のコーナリング 東京五輪のリベンジへ着々

スポニチアネックス / 2024年7月21日 4時31分

ダイヤモンドリーグのロンドン大会で優勝した日本メンバー(ロイター)

 陸上の競技会が20日、ロンドンで行われ、男子400メートルリレーは坂井隆一郎(26=大阪ガス)、柳田大輝(20=東洋大)、桐生祥秀(28=日本生命)、上山紘輝(25=住友電工)とつないだパリ五輪日本代表は38秒07の今季ベスト記録で優勝した。同会場で実施のダイヤモンドリーグ(DL)第10戦の女子やり投げで昨年世界選手権優勝の北口榛花(26=JAL)は62メートル69で4位に終わった。

 金メダルを狙うリレー侍に、スペシャリストが帰ってきた。3走・桐生が抜群のコーナリングを見せ2位で渡した。すると、トップで走っていた英国はバトンミスで失格。米国、ジャマイカなど強敵は不在だったが、アンカー上山がトップで駆け抜け、五輪前最後の実戦を最高の形で締めた。桐生は16年リオ五輪でも3走で銀メダル獲得に貢献。「もう一回メダルを」という熱い思いで猛アピールした。

 日本陸連の土江短距離ディレクターは「5、6パターンはできている」と語るように、走順は個々の状態や適正などを見て本番ギリギリまで判断する見込み。この日は不在だったエースのサニブラウンもいる。決勝で失格となった東京五輪のリベンジへ、着々と準備が整っている。

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