【バレー男子】強化試合VSポーランド戦 第4セットは23―25で2―2のタイに 高橋健は負傷退場

石川祐希

　パリ五輪に出場するバレーボール男子日本代表が20日、ポーランドとの強化試合を行った。世界ランク2位の日本と同1位のポーランドによるパリ五輪本番前の“世界一決定戦”は世界的な注目を集めた一戦となった。

　第4セットでは日本にアクシデントが発生。ポーランドのブロックを拾いに行った高橋健が倒れた際に右側頭部か首付近を痛めて動けなくなってしまった。そのまま首を固定された状態でストレッチャーに乗せられ退場となった。この時点で3―7と4点差をつけられ、その差が縮まらないまま終盤へ。

　一時は16―20とされたがそこから石川のバックアタックや西田、高橋藍のスパイクなどで食い下がり23―23の同点まで追いついた。日本らしい粘りを見せたが、ここからサーブミスと相手スパイクを決められて、23―25で取り返された。これでセットカウントは2―2となり、勝負は最終セットへともつれ込んだ。

　日本は6月7日のネーションズリーグ1次リーグでポーランドと対戦したが、この試合はセットカウント0ー3でストレート負けを喫した。

　なお、世界ランク10位のセルビアと日本の強化試合は世界的なシステム障害によりセルビア代表がポーランドに入国できず中止となった。