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【高校野球】京都国際 近畿王者の誇り1点差死守「楽しまないと悔い残る」中崎10K完投で8強一番乗り

スポニチアネックス / 2024年7月21日 12時5分

<京都国際 塔南・開建>3失点完投勝利を決めてガッツポーズする京都国際・中崎(撮影・河合 洋介)

 ◇第106回全国高校野球京都大会4回戦 京都国際4―3塔南・開建(2024年7月21日 わかさスタジアム京都)

 今春の近畿大会を優勝した京都国際は、塔南・開建を4―3で制して8強に進んだ。

 最速144キロ左腕で高校日本代表候補に挙がる中崎琉生(るい=3年)が10奪三振を数える力投で3失点完投勝利を挙げた。

 「最後の夏なので楽しまないと悔いが残る。楽しむことをずっと考えていました。変化球でストライクが取れたので、そういう部分は秋から夏にかけての成長ではないかと思います」

 4回に4安打を集められて2点を先制されるも、切れのある直球とスライダーを中心に粘り強く投げ抜いた。

 4―3の9回1死二塁から右邪飛と二ゴロで1点差を守り抜くと、派手にガッツポーズして整列に加わった。

 京都では一番乗りでの8強入り。「ブレない心を持てば抑えられると思う」と先を見据えた。

 ◇中崎 琉生(なかざき・るい)2006年(平18)8月19日生まれ、兵庫県西宮市出身の17歳。小2から高木野球団で野球を始めて投手。中学では関メディベースボール学院中等部に所属。京都国際では1年秋から背番号11でベンチ入りし、2年秋から背番号1。50メートル走6秒5、遠投95メートル。1メートル77、78キロ。左投げ左打ち。

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