SUBARU、2年連続初戦突破 若い力で昨年と同一カードを返り討ち

＜SUBARU・JFE西日本＞初回、先制適時三塁打を放ち、ガッツポーズするSUBARU・外山（撮影・五島　佑一郎）

　◇第95回都市対抗野球大会第3日　1回戦　SUBARU4―3JFE西日本（2024年7月21日　東京D）

　昨年1回戦で対戦したJFE西日本を再び下して2年連続で初戦を突破した。

　4番・ルーキー外山の一打で先制。初回1死二塁から右中間を破る三塁打でチームに勢いをつけると、3回にもルーキー秋山が左翼席にデビュー弾。その後も2年目の藤原が2打席連続アーチと「本塁打はできすぎだけど」と冨村優希監督を喜ばせた。

　桐蔭横浜大から入社した秋山は「高校（熊谷商）や大学で公式戦打ったことがなくて、公式戦初アーチが都市対抗でした」と話し「カットボールを待っていたらそのボールが来て入っちゃいました」と笑わせた。2打席連発の藤原は「2本とも変化球。予選で打てなくて悔しかったので、結果が出てよかった」と表情を緩めた。

　守っても足がつりながら7回を3失点に抑えた八野田（やのだ）に8回からは大黒柱・阿部を送って逃げ切った。「勝ち上がっていくには、新人と補強選手の活躍が不可欠だからね」と指揮官は確かな手応えをつかんでいた。