1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 格闘技

天心 衝撃のKO劇から一夜 バンタム級統一へ「片りんは見せられた。僕を無視できない存在に」

スポニチアネックス / 2024年7月21日 13時21分

スポニチ本紙一面を手にする那須川(撮影・光山 貴大)

 プロボクシングWBA世界バンタム級7位の那須川天心(25=帝拳)が、ボクシング転向4戦目でのKO勝利から一夜明けた21日、都内の帝拳ジムで会見に臨んだ。自身初の10回戦で世界4位ジョナサン・ロドリゲス(25=米国)に3回1分49秒TKO勝ち。バンタム級世界主要4団体統一への意欲を見せ、次戦での地域タイトル挑戦の可能性にも言及した。

 衝撃のKO勝利から一夜明けても、那須川の興奮は冷めやらなかった。傷一つない顔で世界ランカー対決を振り返ると「やっぱKOっていいですね。今は長い動画を見る人はいない。その点、KOだと再生されやすい。KOだといろんな人から連絡くるし…あ、なんかずっとKO、KOって言ってる(笑い)」。顔を赤らめながら、余韻に浸りまくり「KOできないと言っていたアンチをパンチで黙らせたのはよかった」と天心節を響かせた。

 世界挑戦への確かな自信も芽生えていた。この日、同じく同ジムで一夜明け会見に臨んだ、WBC世界バンタム級王者・中谷潤人(26=M・T)と対面し、健闘をたたえ合うように笑顔でグータッチ。「(中谷戦の)全部は見ていない。あ、でも1回で終わったのか」と苦笑しながら「決めるところで決めるなあ、と。本当に強いチャンピオンだと改めて思った」と衝撃の1回KO防衛に成功した王者を称えた。

 中谷ら日本人が独占するバンタム級4団体統一への強い決意を改めて示した。「誰がどう見ても文句ないっしょ、というところまで強くなる片りんは今回見せられたと思う。競技者である以上一番を目指すのは当たり前。今ままでチャンピオンにとって僕は眼中になかったと思うが、もう無視できなくなってくるぞというか、プレーヤーにもやばいんじゃないか、というのを見せられた。ここから楽しくなるんじゃないか。世界チャンピオンになったら(ドラゴンボールの)天下一武道会やりたいですね」と笑顔で話した。

 東洋太平洋3位、WBOアジア・パシフィックは1位、日本ではスーパーバンタム級で4位で王座を狙えるランキングに位置し、早ければ次戦にも地域タイトル挑戦が有力だ。「(タイトル挑戦への)システムを理解してないんで、よく分からない」とおどけながら「日本人とやれば盛り上がる。面白いカードは片方が目立っても熱は生まれない。そこをそろそろやっていきたいし、何が来ても大丈夫なように準備をしていく」と気合十分。22日に試合を控える、東洋太平洋同級王者・栗原慶太(一力)については「今は特に思うことはないが、決まれば意識する」と話すにとどめた。

 試合のダメージもなく、少しの休養を挟んでから、すぐに練習を再開する。「次は紅葉が楽しめる季節にお会いできたら。全てにおいて期待してもらって構わない」。秋ごろ予定される次戦でもさらに進化した姿を披露することを約束した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください