川崎春花がツアー新記録の通算28アンダーで2戦連続V パリ五輪代表山下美夢有が2位

2番、ティーショットを放つ川崎春花（撮影・沢田　明徳）

　◇女子ゴルフ　大東建託いい部屋ネット・レディース最終日（2024年7月21日　ザ・クイーンズヒルGC（6505ヤード、パー72）

　最終ラウンドが行われ、1打差の単独首位から出た川崎春花（21＝村田製作所）が8バーディー、ボギーなしの64と伸ばし、ツアー新記録となる通算28アンダーで今季2勝目、ツアー通算4勝目を飾った。16年大王製紙エリエール・レディースでテレサ・ルー（台湾）が記録した72ホール（パー72）の最少ストローク通算24アンダー、264を更新。2年ぶりの勝利を挙げた2週前の前戦、ミネベアミツミ・レディースに続く自身初の2戦連続優勝となった。

　パリ五輪代表で2季連続年間女王の山下美夢有（22＝加賀電子）は6バーディー、ボギーなしの66で回り、通算24アンダーの2位。日本ツアー前戦のニチレイ・レディースの第2ラウンドから続く連続ボギーなしホールを「99」とし、22年に勝みなみが記録した「87」と更新するこちらもツアー新記録となった。優勝こそ届かなかったが、前週、フランスで行われたエビアン選手権から帰国直後という強行軍にも関わらず優勝争いを繰り広げる実力の高さを見せた。2週の調整期間を経て、8月7日に開幕するパリ五輪（ル・ゴルフ・ナショナル）に挑む。