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バドミントン大堀彩「本気で引退を考えた」どん底の時期 支えてくれた父と集大成のパリ五輪へ

スポニチアネックス / 2024年7月21日 15時3分

大堀彩

 パリ五輪バドミントン女子シングルス代表の大堀彩(27=トナミ運輸)が20日放送のテレビ東京「スポーツ リアライブ~SPORTS Real&Live~」にVTR出演。27歳にして悲願の五輪初出場をかなえた大堀が、「本気で引退を考えた」という失意の時期を振り返った。

 2021年東京五輪は選考レースに敗れ出場はかなわず。「本気で引退を考えたのは最初で最後。どん底というか、あの時が一番苦しかった」と、当時を振り返った。

 大堀の闘志に再び火をつけてくれたのは、コーチを務める父・均さんだった。現役時代は実業団でプレーした均さんは「僕自身も五輪に出たかったが諦めてしまった。事ある毎に娘には“俺は諦めちゃった”って言っていた」とし、「後悔だけはするなよと。もう少しできるんじゃないかという気持ちが少しでもあるなら、それは後悔につながるよと」と伝えたという。

 大堀は「後悔しか残ってなくて。そこで辞めるのは自分にとって逃げなのかな。もう少しやってみよう」と奮起。選考レースでポイントを重ね、見事にパリ五輪の出場権を勝ち取った。

 「一番の理解者として付き添ってくれるのは皆ができることではないので、本当に感謝しています」と父に感謝。「後悔なく全てをコートの中で発揮できるように集大成として臨もうと思っています」と大舞台での活躍を誓った。

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