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尊富士が119日ぶり復帰戦で白星 好調・阿武剋を撃破 ケガ乗り越え…場内からは大歓声

スポニチアネックス / 2024年7月21日 15時50分

<大相撲名古屋場所・8日目>阿武剋を寄り切りに破る尊富士(撮影・井垣 忠夫)

 ◇大相撲名古屋場所8日目(2024年7月21日 ドルフィンズアリーナ)

 大相撲名古屋場所は21日、名古屋市のドルフィンズアリーナで8日目が行われ、初日から休場していた東十両2枚目の尊富士(25=伊勢ケ浜部屋)が110年ぶりの新入幕優勝を果たした春場所千秋楽以来、119日ぶりに土俵に返ってきた。

 今場所全休なら来場所の幕下転落が濃厚だった尊富士。復帰戦の相手は日体大出身で1学年下の元学生横綱・阿武剋。尊富士が日大4年時に2度対戦して1勝1敗だったという難敵だが、立ち合いから攻め込み、十両で優勝争い中の2敗の相手を寄り切った。場内からは大歓声が巻き起こった。

 尊富士は春場所で初土俵から所要10場所での史上最速優勝(付け出し除く)という歴史的偉業を成し遂げたが、右足首の靱帯損傷で翌夏場所は全休。優勝からわずか1場所のワースト記録で十両に転落した。

 今場所での復帰を目指して慎重に調整を進め、今月10日から序二段力士を相手に実戦稽古を再開。しかし初日には間に合わず、14日に日本相撲協会が公表した診断書には、春場所で負傷した時と同じ「右足関節外側側副靱帯損傷」と記され、休場が発表された12日から「2週間の休務加療を要す」となっていた。

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