【都市対抗野球】JFE東日本、魔の9回に逆転許す 落合監督「ツキも実力なら仕方ないですね」

＜JFE東日本・日本製鉄かずさマジック＞戸堀の内野安打で逆転し涙する日本製鉄かずさマジック・塚本（撮影・五島　佑一郎）

　◇第95回都市対抗野球大会第3日　1回戦　JFE東日本5―6日本製鉄かずさマジック（2024年7月21日　東京ドーム）

　2点リードの9回に悪夢が待っていた。2番手の本定が1死から連続四球。代打佐藤虹に二塁打を浴びて1点差にされ、救援の林も不運な内野安打2本を打たれ逆転を許した。

　「本定はこれまでも頑張ってくれて、彼のおかげでドームに来れた。（内野安打2本に）ツキも実力なら仕方ないですね」3年ぶりに東京ドームに戻ってきたJFE東日本の落合成紀監督は穏やかな表情で試合を振り返った。

　同点の7回、入社12年目のベテラン内藤主将が代打で勝ち越し2ラン。「甘い球が来たら思い切り行こうと振った結果。あれで勝っていればよかったんですが」と残念がった。19年には優勝を飾った強豪。2年出場を逃し「バッテリーを含め守りから鍛えてきた。楽しみな投手も多いし、勝ちきる力をつけて行きたい」と指揮官は前を向いていた。