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巨人2度の満塁ピンチも無失点 高梨「チームが求めているもの」船迫「打てるものなら打ってみろと」

スポニチアネックス / 2024年7月21日 18時58分

<中・巨>7回、ピンチをしのいだ高梨(左)・小林バッテリー (撮影・西川祐介)

 ◇セ・リーグ 巨人4―1中日(2024年7月21日 バンテリンD)

 巨人の高梨雄平投手(32)と船迫大雅投手(27)がともに満塁のピンチでリリーフ登板。いずれも打者1人で無失点で抑える見事な火消しぶりを見せてチームの778日ぶり貯金8となる勝利に貢献した。

 まずは、先発右腕・菅野が6回5安打1失点好投で降板し、4―1で迎えた7回だった。

 2番手右腕・ケラーが2安打1四球で2死満塁のピンチを招いて降板。ここで3番手左腕・高梨がマウンドに上がった。

 すると、高梨はわずか2球で代打・福永を投ゴロに仕留め、無失点。見事な火消しで役目を終えた。

 だが、4―1のまま迎えた8回、今度は4番手左腕・バルドナードが3四球で2死満塁のピンチを招いて降板。ここで5番手右腕・船迫が昨季まで同僚だった代打・中島に対して3球連続ボールから1ストライクを取ったあとの5球目で遊ゴロに打ち取り、9回は守護神・大勢の継投で逃げ切った。

 高梨は「有走者の時にいくのはチームが求めているものでもあると思う」と胸を張り、16日の阪神戦(東京D)でベンチ外になった原因の首の寝違えについては「(違和感は)結構ありました…」としながらも「(球宴休みの)4日間でしっかり治します」とキッパリ。

 また、船迫も「0点で帰ってこようと思って投げました。3ボールになって、打てるものなら打ってみろという感じで割り切っていけました。勝っている場面で出させてもらったのでありがたかった」と頼もしかった。

 なお、高梨はこれが29試合目の登板で16ホールド目、7試合連続無失点。船迫はこれが33試合目の登板で14ホールド目、10試合連続無失点となっている。

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