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西武が前半戦最終戦で自力CS進出消滅…9回完投の隅田援護できず0―1負け 27勝59敗1分け借金32

スポニチアネックス / 2024年7月21日 19時38分

<西・ソ>ソフトバンクに敗れて悔しがる隅田ら西武ナイン (撮影・白鳥 佳樹)

 ◇パ・リーグ 西武0―1ソフトバンク(2024年7月21日 ベルーナD)

 西武が前半戦最終戦でソフトバンクに競り負け、87試合目にして自力でのクライマックス・シリーズ(CS)進出の可能性が消えた。

 あまりの球数の少なさに、ベルーナドームのスタンドも思わずどよめいた。

 先発・隅田知一郎投手(24)が初回から快調にアウトを稼ぐ。ソフトバンク打線の早打ちも相まって、初回が8球、2回が7球で終了。3回以降も7、6球で無失点に抑え、実に4イニング連続で10球未満。この時点での投球数はわずか28球だ。隅田は2安打無失点。しかし味方打線もモイネロに封じられ、両チーム無得点で試合は進んだ。

 隅田が快投を続け、両軍のスコアボードに8回まで「0」が並んだ。そして迎えた9回。マウンドに上がった隅田は、先頭の周東に中前打を打たれると、犠打で周東を二塁に置き2死までこぎつけたが、栗原にこの日95球目となる初球147キロの直球を中前に運ばれ先制の1点を失った。

 打線は散発6安打で9回101球7安打1失点の力投を見せた隅田を援護できず。今季59敗目を喫し、ソフトバンク戦の負け越しが決まるとともに、自力CS進出の可能性が早くも消えた。27勝59敗1分けの借金32。松井稼頭央監督の電撃退任で揺れた前半戦は、渡辺久信GM兼監督代行にとっても厳しい戦いとなった。

 レギュラーシーズンは球宴を挟み26日から再開。西武は敵地エスコンFに乗り込み日本ハムと対戦する。

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