広島が鳥栖に4発快勝 日本代表GK大迫敬介がビッグセーブ連発で流れ引き寄せる

広島GK大迫敬介

　◇明治安田J1リーグ第24節　広島4―1鳥栖（2024年7月21日　駅前不動産スタジアム）

　広島が終盤に鳥栖を突き放し、2連勝を手にした。順位は5位で変わらないが、4位・神戸との勝ち点差は「2」。良い形でリーグ中断期間を迎える。

　「互いに厳しい条件の中での試合で、鳥栖さんも前半や後半頭に良い攻撃を見せていた。ただ時間が経つに連れて、自分たちの方がチャンスを作れた。勝ちに値する良い試合ができた」。スキッベ監督は満足げに振り返ったが、今季4度目の4得点以上を引き寄せたのは日本代表GK大迫敬介だった。

　前半9、14分と相手の強烈なシュートを連続セーブ。1失点したものの、後半9分には至近距離からのシュートを顔面でブロックした。前半21分のFWマルコス・ジュニオールの先制点も自らのロングフィードが起点。攻守で躍動した。

　対鳥栖の連勝は「4」で、同戦は11試合連続負けなし。後半26分に決勝点を叩き込んだMF松本泰志は「上位争いに入っていくための重要な試合だった。勝てて良かった」と笑みを浮かべた。中断明けは敵地・東京V戦。今季初の3連勝を成し遂げ、町田ら上位陣に重圧をかけていく。