【全英オープン】松山英樹は74で通算12オーバー 次戦はパリ五輪「どの試合でも1番を目指して」

全英オープンの松山英樹（AP）

　◇米男子ゴルフツアー　全英オープン最終日（2024年7月21日　英国トルーン　ロイヤルトルーンGC＝7385ヤード、パー71）

　70位から出た松山英樹（32＝LEXUS）は2バーディー、5ボギーの74で回り、通算12オーバーで今大会を終えた。

　4日間、後半のインコースに苦しめられた。この日も前半は1つスコアを伸ばして折り返すも、後半は4ボギーと苦戦。「きょうこそはアンダーパーで回りたいと思いながらやっていたんだけど、また後半でうまくいかなかったという感じです」と悔しさをにじませた。

　インは総距離3846ヤードで、アウトよりも約300ヤード長い上にパー35というタフなセッティング。この日は12番でティーショットを左ブッシュに入れてボギーを叩くと、続く13番では2・5メートルのパーパットを外して連続ボギーとなった。15番では3パットでボギー、16番では2メートルのパーパットを決められず。4日間でインコースはバーディーなし、12ボギーと苦しめられ「風が前半と真逆になるので、そこの持って行かれ方というのは難しかったなというのは感じる。後半のほうがパッティングが良くなくなってスコアに直結した」と振り返った。

　全英オープンは自身10度目の出場。前回、当地で開催された16年大会は予選落ちに終わっていたが、今年は4日間を戦い抜いた。この後は、1週間の調整を経てパリ五輪へと向かう。「苦しいラウンドが続いたけど、いいものも多少は出てるかなと思うので、それをしっかりと次に繋げていけるようにしたい。出るからには、どの試合でも1番を目指している」と松山。日本男子初となるメダル獲得を目指す戦いが始まる。