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【二所ノ関親方・真眼】馬力に勝るものなし 新小結・平戸海の躍進が証明

スポニチアネックス / 2024年7月22日 4時45分

<大相撲名古屋場所・8日目>明生(左)を寄り切った平戸海(撮影・井垣 忠夫)

 ◇大相撲名古屋場所8日目(2024年7月21日 ドルフィンズアリーナ)

 稽古はうそをつかない。土俵上で躍動する平戸海の姿を見て、改めて実感しました。この1年、いやこの数場所で飛躍的に成長を遂げています。

 明生戦は力の差がはっきり出たような圧勝劇でした。平戸海は左前まわし右差しという必勝の形がありますが、そこに持っていく流れが素晴らしい。立ち合いで押し込まれても、無理に差しにいくのではなく突っ張って反撃してから得意の形にした。考え抜いた攻めです。

 私は強くなる要素として馬力に勝るものはないという馬力至上主義です。平戸海は体は決して大きくありませんが、その理論を実証してくれました。熱く、激しい稽古で有名な境川部屋の期待の星。ぶつかり稽古などで馬力に磨きをかけていることが十分伝わってきます。

 新小結で序盤を5勝3敗で乗り切ったのは評価に値します。自分の形が確立されているから稽古の虫のさらなる飛躍は間違いありません(元横綱・稀勢の里)

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