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川崎春花 2戦連続V 歓喜のツアー新記録28アンダー「記録に名前が残る。凄くうれしい」

スポニチアネックス / 2024年7月22日 4時45分

<大東建託いい部屋ネットレディス最終日>優勝インタビューを終え笑顔でバンザイする川崎(撮影・沢田 明徳)

 ◇女子ゴルフツアー大東建託いい部屋ネット・レディース最終日(2024年7月21日 福岡県 ザ・クイーンズヒルGC=6505ヤード、パー72)

 首位から出た川崎春花(21=村田製作所)が8バーディー、ボギーなしの64で回り、88年ツアー制度施行後の72ホール最少スコアとなる通算28アンダー、260で今季2勝目、通算4勝目を飾った。16年にテレサ・ルー(台湾)が記録した通算24アンダーを4打更新。2週前のミネベアミツミ・レディースに続く2戦連続Vとなった。パリ五輪代表の山下美夢有(22=加賀電子)が66で回り、通算24アンダーの2位に入った。

  熾烈(しれつ)なバーディー合戦を川崎がツアー新記録で制した。2戦連続優勝と合わせた二重の喜びに「記録に名前が残る。凄くうれしい」と目を輝かせた。勝利をもたらしたのは、かつてスコアを気にして崩れた失敗から学んだ無心のゴルフ。「目の前の一打に集中する」だった。

 前半で3つ伸ばし、10番のバーディーでこれまでの記録24アンダーに並んだ。競り合う山下、三ケ島は「24」を超えられない。6メートルを沈めて単独首位に立った13番でただ一人壁を打ち破り15番からの3連続バーディーで突き放した。2年ぶりの勝利を飾った前戦から8ラウンド連続の60台。約1カ月前にパターの握りをクロスハンドに変えたことが好調の要因で、それまで今季7度あった予選落ちから一気に上向いた。

 22年に19歳の大会最年少で日本女子プロ選手権を制した実力者。勝って「ふわふわした気持ち」を、制御できるようになったのが成長と話す。今後も地に足を着けて「優勝を目指して頑張るより、こつこつやるのが自分のスタイル」と笑った。

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