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阪神・森下 フェン直二塁打で先発野手全員適時打“大トリ” 1軍復帰後初の快音

スポニチアネックス / 2024年7月22日 5時19分

<神・広>6回、左越えに適時二塁打を放つ森下(撮影・北條 貴史)

 ◇セ・リーグ 阪神12-3広島(2024年7月21日 甲子園)

 再出発を知らせる快音が、甲子園に響いた。阪神・森下が6回一死満塁で、矢崎の高めフォークを強振。左翼フェンスを直撃する2点適時二塁打を放った。19日の1軍昇格後では初めてとなる安打と打点を、同時に決めた。

 「ピッチャーが頑張っている分、これからも点を取れるようにしたい」

 「最後の1人」だった。3回に打者1巡で6得点。6回も死球や安打を絡めて打順が回りに回る。第4打席が巡ってきた時には、森下以外の野手は適時打をマークしていた。球場の期待が一身にのしかかる。そんな中で、背番号1の打球はライナーで左中間を切り裂いた。9人で6得点を挙げたビッグイニングの立役者となり、先発野手全員適時打の“トリ”となった一打。それでも、納得した表情は見せなかった。

 「1本は出ても、もっと他の打席でやれる部分があった。そこをもっと詰めていきたい」

 己にストイックで、勝負どころに誰よりもこだわる男だ。6日に1軍登録を抹消。鳴尾浜で汗を流しながら、1軍の試合も気にしていた。特に目についたのが、同い年・小幡の勝負強さだった。「竜平(小幡)、得点圏打率が高いよね(・313)。得点圏とか、勝負どころはオレのものだ、と思っている。1軍に戻ったら絶対、抜かしてやる」。そう話し、室内練習場でバットを振りこんだ。小幡は17日の巨人戦で左太もも裏を肉離れし、2軍に合流。“直接対決”はかなわなかったが、「(小幡の分も)やったるわ」と短い言葉で活躍を誓った。それだけに、この1本で満足できるはずがなかった。

 岡田監督からは「まだまだそれは、内容もあんまり良くないしね。あれは便乗で打ったんじゃないですか」と手厳しい言葉が送られた。森下本人も、「課題を修正しないといけない。前半戦のこんな感じじゃ、全然ダメ。後半戦もっとやれるようにしたい」と息巻いている。昨季は8月に月別で最も高い打率・268を残して存在感を示した。まずはチームのAクラス返り咲き、そして最後は連覇を成し遂げるために、背番号1が後半戦の救世主となる。(松本 航亮)

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