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広島 今季初の2桁12失点完敗も、後半戦へ新井監督切り替え「何点差だろうが、1敗は1敗」

スポニチアネックス / 2024年7月22日 5時47分

<神・広>3回途中で降板した九里(中央)(撮影・大森 寛明)

 ◇セ・リーグ 広島3-12阪神(2024年7月21日 甲子園)

 広島は21日、阪神戦(甲子園)に3―12と大敗を喫した。連勝が3で止まり、43勝37敗4分け、勝率・538の2位で前半戦を終えた。先発・九里亜蓮投手(32)が2回2/3を6安打6失点と大誤算で6敗目。6回には4番手・矢崎拓也投手(29)も6失点するなど、自慢の投手陣が崩壊し、今季ワースト失点となった。それでも新井貴浩監督(47)は「何点差だろうが、1敗は1敗」と正面から受けとめ、球宴明けの残り59試合に気持ちを切り替えた。

 自慢の投手陣が崩壊した。勝って終わりたかった球宴前最後の一戦は、まさかの今季ワースト12失点の大敗。それでも新井監督は、努めて前を向いた。

 「何点差だろうが1敗は1敗。ただレフトスタンドで暑い中、最後まで応援してくれたファンのみなさんには、ありがとうございましたと(伝えたい)」

 満を持して送り出した先発・九里が誤算だった。1―0の3回1死一、二塁から中野に左前適時打を浴びて同点に追いつかれると、なおも2死一、三塁から佐藤輝に勝ち越し右前適時打を許した。さらに大山、前川、木浪と4者連続適時打を食らってKO。「先制点を取ってくれたのに、チームが勝てるような投球ができなかった。そこをしっかり受け止めて、しっかりやりたい」。今季最短の2回2/3を6安打6失点で6敗目を喫した。

 チームは15日DeNA戦の5回から、この日の2回まで35イニング連続無失点を続けていた。だが九里の36イニングぶりの失点から、せきを切ったかのような大量失点が待っていた。2―6の6回から4番手で登板した矢崎も締まらない。1死一、三塁から近本に右前適時打を浴びると、その後も1死満塁から森下の2点二塁打、1死二、三塁から佐藤輝の中犠飛、さらに2死三塁から大山に左越え2ランを被弾。一挙6失点で早々と試合の大勢は決した。

 思わぬ“投壊”。そのきっかけをつくることになった九里に対し、新井監督は責めることなく背中を押した。

 「登板間隔が(10日巨人戦の降雨ノーゲーム以来で)結構あいたので逆に難しいところがあったのかな。またリセットして後半戦に向けて備えてほしい」

 試合前までチーム防御率2・04を誇った自慢の投手陣が打ち崩され、チームの連勝は3、甲子園での阪神戦連勝も6でストップした。とはいえ、球宴前の84試合を43勝37敗4分け、勝率・538で終え、2位ターンで球宴明けの後半戦59試合に向かう。指揮官は改めて後半戦のテーマに「全員野球」を掲げた。

 「みんなの頑張りで今の位置にいる。後半戦は残り試合も少なくなって、さらに厳しくなっていくと思うので、そこも全員野球で乗り切っていきたい」

 後ろは見ない。本当の勝負は、これからだ。(長谷川 凡記)

 ≪連続無失点は35イニングでストップ≫

 ○…広島が3回に6失点。7月15日のDeNA戦5回からの連続イニング無失点は35イニングでストップ。チームでは12年4月4日巨人戦6回から同8日DeNA戦8回にかけての39イニング連続無失点に次ぐ2番目の記録となった。

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