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【柔道】永山竜樹「小さい時から五輪で金メダルを獲ることだけ考えてやってきた」 初の五輪へ万全

スポニチアネックス / 2024年7月22日 10時49分

出国前に取材に応じる永山(撮影・中村 和也)

 柔道パリ五輪代表で男子60キロ級の永山竜樹(SBC湘南美容クリニック)が22日、羽田空港からフランスへと出発した。

 27日に本番を迎える。「ついにこのときが来たなという気持ち」。日本勢のメダル第1号と夏季五輪通算500個目のメダルが懸かるが、「そこは、あんまり意識してなくて、ただ自分は小さい時から五輪で金メダルを獲ることだけ考えてやってきた。そういうのは後からついてくるものだと思うので、まずは一つ一つ大事に戦っていこうと思っている」と目の前の一戦を見据えた。

 昨年12月のグランドスラム(GS)東京大会で東京五輪金メダルの高藤直寿(パーク24)を破り、国際大会3連勝で代表争いを制した。初の五輪に向けては「プレッシャーあると思うが、せっかくの五輪なので自分は楽しんで自分らしい柔道をするために、いつも通りにはいかないとは思うが、自分らしくやっていきたい」と意気込んだ。

 五輪前最後の実戦となった5月の世界選手権(アラブ首長国連邦・アブダビ)では初戦(2回戦)敗退に終わった。「世界選手権で負けたことで、いろいろな課題だったりできたので、五輪で同じ失敗をしないように準備をしてきた。自分の柔道を過信しすぎずに、ワンパターンにならずに、いろいろなパターンで攻めにいくことをやってきた」。男子日本代表の鈴木桂治監督も「五輪に対する思いは強い。この1カ月、2カ月しっかりと調整してきていると思う」と評価した。万全の備えで世界一を狙う。

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