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「PANCRASE346」伊藤盛一郎がワンハンドチョークで初防衛 妻のK-1王者・菅原美優も歓喜

スポニチアネックス / 2024年7月22日 11時5分

フライ級王座の初防衛に成功した伊藤盛一郎(中央)は妻でK-1ファイターの菅原美優(前列右)らと喜びを分かち合う(C)パンクラス

 ◇PANCRASE346 伊藤盛一郎-ムハンマド・サロハイディノフ(2024年7月21日 東京・立川ステージガーデン)

 第9代フライ級キング・オブ・パンクラシストの伊藤盛一郎(30=リバーサルジム横浜グランドスラム)がメインのチャンピオンシップ5分5Rで同級1位のムハンマド・サロハイディノフ(22=タジキスタン)と対戦し、3R1分12秒、シングルハンドのバックチョークで初防衛に成功した。

 卓越したグラップリング能力で“七色のチョーク”の異名を持つ伊藤は、22年12月のパンクラス初参戦から3戦目となった昨年12月の暫定王者決定戦を制して戴冠。鶴屋怜のベルト返上により、正規王者としてこの日を迎えた。

 伊藤には「日本代表として海外で試合をしたい」という目標がある。驚異のレスリング能力と最後まで動き続けるスタミナがあるサロハイディノフは侮れない相手だが「実力差を見せて、海外に行ってこいよと背中を押してもらえるような試合をしたい」と意気込んで初防衛戦に臨んだ。

 1Rから圧倒的に支配した。手始めにタックルから横三角絞め。持ち上げられて外されると、キムラ(チキンウイングアームロック)、腕字固めで攻め立てる。さらに両脚で挟む洗濯バサミも披露。サブミッションのオンパレードで付け入る隙を与えない。2Rはタックルで倒されて劣勢を強いられる時間もあったが、グラウンドでパンチ、肘を打ち込むなど攻撃の手を緩めず鼻血に追い込んだ。終盤は背後からチョークを仕掛けるなど、1Rに続いてジャッジ全員が伊藤を支持した。

 3Rはすくい投げで倒すとサイドポジションからバックに回り、シングルハンドのチョーク。タップしない相手を失神させた。勝利が決まるとすぐにケージから飛び出し、7年ぶりにカナダから駆けつけていた父親、5月に結婚を発表したK-1 WORLD GP 女子アトム級王者の菅原美優らと抱き合い、喜びに浸った。

 「決定戦をやらずに正規王者になってスッキリしなかったけど、強い海外のランキング1位に勝ったので、ちゃんと第9代チャンピオンと名乗っていきたい」と晴れやかな笑顔を見せた。U-NEXTのライブ配信でゲスト解説を務めた第2代バンタム級キング・オブ・パンクラシストの石渡伸太郎氏は「“チャンピオンはこうだぞ”という試合だった」と王者の戦いぶりを絶賛した。

 コーメイン(セミファイナル)のフライ級クィーン・オブ・パンクラスシストのチャンピオンシップは、挑戦者の杉山しずか(37=リバーサルジム新宿Me,We)が1R2分40秒、スタンドのニンジャチョーク(フロントチョーク)で王者・重田ホノカ(20=BLACKBELT JAPAN)を破り、第4代王者となった。

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