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創部6年目の福岡大若葉はベスト4で涙 土井監督「マンガのような奇跡をやってくれた」ナインねぎらう

スポニチアネックス / 2024年7月22日 21時14分

<福岡大若葉・福岡大大濠>選手を鼓舞する福岡大若葉の土井監督(左)(撮影・杉浦 友樹)

 ◇高校野球福岡大会準決勝 福岡大大濠7―0福岡大若葉(2024年7月22日 北九州市民)

 創部6年目、シード校を3校破る快進撃を見せてきた福岡大若葉が福岡大大濠に0―7で7回コールド負けして初の決勝進出はならなかった。

 土井誉仁監督のもと主体性よりも強い「当事者性」を重んじたノーサイン野球で旋風を起こしてきた。土井監督は準決勝を前に選手から「元気なヤツを投げさせてください。エースで行って心中でここまでよくやったはやめてください」と言われた。それを受け先発に今夏初登板の樗木顕介を指名した。初回からつかまり藤岡航大に継投したが、「打たれても取り返しますからと選手は言っていた。それがこのチームの強さ」と誇る。

 リスクを覚悟して相手エースでこの日は一塁で先発したプロ注目の柴田獅子を3度申告敬遠。一方で野球は生き物と、4回は1年生左腕、川村隆之祐が勝負し、右飛に抑えた。「川村の気が勝っていると感じた。勝負して抑えたら流れが一気に来るのでは」という読みは当たったが、相手先発の平川を打ちあぐねた。

 九州産、東筑、春日と今夏はシード校を3校を破った。土井監督は「悔しさの方が遙か強いが、革命的な野球をやろうぜ、とやってきた。その片りんは見せられた」と語る。専用グラウンドはなく、県内のさまざまな球場で実戦形式の練習がほとんどという内容でやってきた。「このメンバー、この環境でベスト4はマンガですよね。マンガのような奇跡をやってくれた」とねぎらった。マンガには続きがある。「まだ5巻ぐらい。10巻ぐらいまでには甲子園に出れるように」とぐっと視線を上げた。

 試合後、福岡大大濠の八木監督にあいさつして握手。「頑張ってください。絶対に行ってください」と思いを託した。

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