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【球影】赤星憲広氏 阪神・植田は捕手をよく見て次の塁を狙う意識を 後半戦のキーマンの一人

スポニチアネックス / 2024年7月23日 5時17分

阪神・植田

 【球影 あのシーンを検証】本紙評論家の赤星憲広氏(48)は阪神・植田海内野手(28)を後半戦のキーマンの一人に挙げるからこそ、より高いレベルの走塁を求めた。7月9日のヤクルト戦(甲子園)は、0―1の9回2死満塁から近本の右前への逆転サヨナラ打で勝利。「ナイスゲームだったからこそ、あえて植田に一つ注文をつけたい」と指摘した。

 9回1死から四球を選んだ代打・野口への代走で植田が登場。代打・渡辺の右飛で2死になって代打・原口が出た。注目したのは1ストライクからの2球目だ。

 「田口のチェンジアップがワンバウンドした。この時、捕手の中村は両膝を地面につけて、ミットで股間をふさいで壁のようにブロックして投球を前に落とした。初めから捕球しにいっておらず、明らかに体で止める体勢。植田なら、その動きを見た瞬間にスタートを切れば二塁に行けたのに、反応していなかった。単独スチールは非常に厳しい場面。なら低めの変化球など捕手が止めるのが精いっぱいで少しでも弾くシーンを想定して、二塁を狙う準備が必要だった」

 結果的に原口が左前打でつなぎ、坂本の三ゴロが失策を誘って2死満塁になって近本に回ったので目立たなくなったとはいえ、もしも2死二塁していれば原口の一打で同点だったかもしれない。

 今年は接戦が多く、1点を巡る攻防で勝敗を分けることも増える。植田の足がそんな「1点」を取ることを期待した。(畑野 理之)

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