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甲南 広島・新井監督ジュニアの颯真はさわやかに散る 父も労いの言葉「一生懸命やったことが素晴らしい」

スポニチアネックス / 2024年7月23日 6時2分

<甲南・神戸学院大付>試合後、次男・颯真(左)を出迎える広島・新井監督(撮影・後藤 正志)

 ◇第106回全国高校野球選手権兵庫大会5回戦 甲南1ー6神戸学院大付(2024年7月22日 ベイコム尼崎)

 広島・新井貴浩監督の次男、甲南・新井颯真(そうま=3年)は5点劣勢の6回2死一、二塁で代打登場した。

 一塁側応援席は一番の盛り上がり。父の広島選手時代の応援歌が響く中、フルカウントから二ゴロに倒れた。一塁守備に就き、9回先頭で迎えた2打席目は見逃し三振。最後の夏が終わった。

 「勝てなかったことが悔しい。(父からは)“来るところまで来たんだから、思い切り楽しめ”と言われた。(後悔は)全くないです。(今後は)まだ決めていません」

 中学時代はバスケットボール部で、本格的な野球挑戦は高校から。新井監督は全セのコーチとして参加するオールスターゲームを翌日に控え、今大会3度目の生観戦に駆けつけた。涙する息子を抱きしめ、「勝ち負けじゃない。一生懸命にやったことが素晴らしい。感動しました」とねぎらった。

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