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ドジャース・大谷、4年連続30号到達 144メートル“場外”弾はドジャースタジアム飛距離歴代2位

スポニチアネックス / 2024年7月23日 1時32分

<ドジャース・レッドソックス>5回、ソロを放ち笑顔を見せる大谷(撮影・西尾 大助)

 ◇ナ・リーグ ドジャース9-6レッドソックス(2024年7月21日 ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)は21日(日本時間22日)、レッドソックス戦で後半戦初アーチの30号ソロを放ち3連勝に貢献した。ナ・リーグ一番乗りで、日本選手初の4年連続30本となり、日米通算250本にあと1本とした。右中間席を越え、通路で跳ねて場外へ飛び出す一発は、ドジャースタジアム史上2番目となる飛距離473フィート(約144メートル)という特大弾。周囲を驚愕(きょうがく)させ、もう大谷が誰を驚かせても、驚かない。

 4回に2試合連発の5号ソロを放っていた同僚のラックスは「まるでショットガンのようだった」と衝撃の打球音を証言した。5回、大谷の第3打席。クロフォードのカットボールを豪快に振り抜いた。打球速度116・7マイル(約187キロ)の一撃は28度の理想的な角度で舞った。客席を越え、わずかに屋根の下で「ダイソー」の看板付近に落ち、弾んで場外へ消えていった。

 計測システム・スタットキャスト導入後の15年以降では、15年のマーリンズ・スタントン(現ヤンキース)の475フィートに次ぐ、ドジャースタジアム2位の飛距離473フィート。打球の行方を「目視はできなかった」という。

 「これからまだまだ打席に立つので。願わくばこの球場で一番大きいホームランを打てれば」と最長不倒弾へ意欲。惜しくも逃した場外弾についても「そう願っています。もっともっと打てるように」と野望を隠さなかった。

 過去、同球場で左打者が放った場外弾は、殿堂入りした通算475本塁打のウィリー・スタージェル(パイレーツ)の2本のみ。その伝説を期待させる放物線に、生え抜き17年目の左腕カーショーは「あそこまで飛ばすのは見たことがないと思う。右打者の場外弾ならまだしも、左打者であんなに飛ばすなんて」。生き字引が言葉を失えば、デーブ・ロバーツ監督は「翔平は常に我々を驚かせ続けるよ」と目を細めた。

 18日には来季開幕シリーズが、カブス相手に東京ドームで開催されると発表された。昨年9月の右肘手術により今季は野手専念で、投手としての復帰は来季以降。「もちろん特別になる」という凱旋試合へ、「僕自身はリハビリ明け。投げられる状態に戻して開幕を迎えるのが一番」と日本での投打二刀流復活を掲げた。

 「そのくらいのクオリティーでキャンプを迎え、信頼感を持って送り出してもらって。投球できる状態で迎えたい」。まだまだ、大谷がもたらす驚きは止まらない。(奥田 秀樹通信員)

 ▽スタージェルのドジャースタジアム場外弾 2度本塁打王に輝き、79年はシーズンとワールドシリーズともにMVPのパイレーツの強打者。69年8月5日は右翼の屋根の上を越え、推定506フィート(約154メートル)の場外弾。73年5月8日は屋根の上で跳ね、場外の駐車場まで届く推定470フィート(約143メートル)の場外弾だった。

 ≪今季1位抜かれた≫大谷の本塁打の最長弾は23年6月30日にエンゼルスタジアムで右越えに放った493フィート(約150メートル)。次いで今年6月にクアーズ・フィールドでの476フィート(約145メートル)で、この日の473フィートは4本目。今季メジャー最長は大谷の476フィートだったが、この日ジャイアンツ・ソレアがクアーズ・フィールドでそれを上回る478フィート(約146メートル)のアーチを放った。

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