【筑後のおじ鷹】スタジアムDJカイラ 「一人、一人にあいさつするぐらいの勢いで」ファンにすること

タマスタ筑後を盛り上げるDJカイラ（撮影・杉浦　友樹）

　「みなさん、こんばんは～」――。タマスタ筑後のスタジアムDJを務めるカイラ（31）のあいさつは、試合が近づく合図だ。今年で7年目。やわらかなしゃべりが魅力で「もっと砕けた感じでいこうというのは常に意識しています」と笑みを浮かべる。

　本業はお笑いコンビ「カイキンショウ」のツッコミ担当。前のコンビを解散して仕事がなかったタイミングでDJオーディションに応募して採用された。試合前は「一人、一人にあいさつするぐらいの勢いで」ファンに手を振る。試合中はスタジアムグルメを紹介。「2軍のでしょ？と思う方もいるかもしれないけど、おいしいです！」と力を込めた。

　今年はルーキーの頃から見てきた笹川が1軍に初昇格して本塁打を放ちお立ち台にも立った。「わが子という年ではないですけど、ずっと成長を見てきたので」と感慨深げ。ファームから見てきた選手が1軍で活躍すると喜びは倍増する。「生きのいい若手をタマスタで探すのは楽しい」と勧めてくれた。（杉浦　友樹）

　◇カイラ　1992年（平4）11月6日生まれ、福岡県八女市出身の31歳。子供の頃から鷹党で城島健司のファン。福岡高から福教大に進み13年からよしもと興業所属。KBC九州朝日放送「シリタカ！」に出演中。