トロント地元紙 菊池雄星はトレード濃厚と報道「来週以降もブルージェイズで投球する可能性はゼロに近い」

ブルージェイズ・菊池（AP）

　ブルージェイズの菊池雄星投手（33）が7月末のトレード期限で移籍する可能性が極めて高いと地元紙「トロント・サン」が22日（日本時間23日）付で報じた。

　同紙は「ブルージェイズの主力選手である菊池雄星と（救援投手の）イミ・ガルシアの終わりは近い」との記事を掲載した。菊池の次回登板予定は26日（同27日）のレンジャーズ戦。記事では次回登板が「金曜日になる予定」としつつ「菊池が来週以降もブルージェイズで投球する可能性はゼロに近い」と報じた。

　菊池の前回登板は20日の本拠でのタイガース戦。5回0/3を投げ、5安打4失点、8奪三振で今季9敗目（4勝）を喫した。菊池はトレードについて「何が起こるかわからないし、私のコントロール外だ。もしこれが最後だとしても、チームが大好きだし、街が大好きだし、ファンもみんな大好きだと伝えたい。選手として勝ちたい思いも正直ある。求められてどこかに行くのなら光栄なこと」と話していた。

　前回登板後には地元紙「トロント・スター」も「ブルージェイズは偽りの希望ではなく、菊池雄星（他の選手も含む）を売却すべき時だ」との記事を掲載。球団にトレードを提言するなど、7月末のトレード期限を前に菊池の周辺が騒がしくなっている。