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【ラグビー日本代表】ジョーンズHCが今夏5戦を総括 「方向性には希望を抱いている」1勝4敗も手応え

スポニチアネックス / 2024年7月23日 17時14分

会見するエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ

 ラグビー日本代表のエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)が23日、都内で会見し、1勝4敗に終わった「リポビタンDチャレンジカップ2024」5試合を総括した。

 9年ぶりに日本代表に復帰したジョーンズHCは「超速ラグビー」を掲げ、6月22日のイングランド戦から、今月21日のイタリア戦を戦った。27年W杯での4強入りに向け、新戦力の発掘や戦術浸透などを目指した中、今月6日の非テストマッチ・マオリ・オールブラックス戦の1勝のみに終わった。

 厳しい船出となったがジョーンズHCは「まずは非常に厳しいスタートとなってしまったことは否めない。負けた試合から始まると、どうしてもその後が厳しくなってしまう」と振り返りながら「しかしながらチームの方向性には希望を抱いている。現在続いている結果は、今後長くは続かないだろう」と頷いた。

 「変革していく過程で若い選手の育成は必要」と時間をかけてプロップ森山やロック本橋(ともに帝京大)ら現役大学生を育成していく方針。全5試合に出場したFB矢崎由高(早大2年)には「まだまだ大学生でアマチュアの選手でありながら、世界のトップランクのチームに対して3回テストマッチに出場した。今後3、40キャップを重ねる可能性のあるプレーヤーだと思うと、未来がとても怖い」と才能の片りんを見せた新戦力を評価した。

 来月からはパシフィックネーションズ杯(PNC)2024が始まり、25日にカナダと対戦する。ジョーンズHCは「35歳はレスト」と体調面を考慮し、リーチ・マイケル主将(BL)を招集外とすることを明言。仏トゥールーズ移籍が決まったSH斎藤直人も選外にするとしながら「もちろん優勝を狙う。ターンオーバーを減らしながら、チームがいかに進化し続けられるか。ジャパンラグビーとしてのDNAを胸に戦いたい」と意気込んだ。

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