白樺学園9年ぶり甲子園 9回に浅野が意地のタイムリー エース半沢は「“倍返し”できました」

＜クラーク・白樺学園＞9年ぶりの甲子園を決めた白樺学園の選手たち（撮影・武田　政樹）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　◇第106回全国高校野球選手権北北海道大会決勝　白樺学園5―2クラーク（2024年7月23日　旭川スタルヒン）

　2連覇を狙ったクラークを破り、白樺学園が9年ぶり4度目となる夏の甲子園出場を決めた。2―2で迎えた9回。浅野壮音（そうと＝3年）の4安打目となる右前適時打などで、3点を奪って勝ち越した。

　スタメンは2年生中心で3年生は3人のみ。浅野は「今まで2年生に頼ってばかりで上級生の意地を見せたかった」と胸を張った。

　エース右腕の半沢理玖（3年）は、先発と3番手で2度登板し、計7回1/3を2失点。昨夏は準決勝でクラークに延長10回の末に5―7で敗れた。ベンチ入りしていた半沢は「リベンジできて良かった。“倍返し”できました」と、人気ドラマ「半沢直樹」の名ゼリフを引用して笑った。