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二松学舎大付 片井の決死ヘッスラから逆転4強!「絶対出る気持ちだった」

スポニチアネックス / 2024年7月24日 5時2分

<二松学舎大付・東亜>7回、生還する二松学舎大付・片井(撮影・西川祐介)

 ◇第106回全国高校野球選手権東東京大会準々決勝 二松学舎大付8―5東亜学園(2024年7月23日 神宮)

 決死のヘッドスライディングが逆転勝ちを呼んだ。1―5の6回先頭。プロ注目の二松学舎大付・片井海斗(3年)は、三遊間へゴロを放つと頭から一塁へ滑り込んだ。記録は遊撃への内野安打。1メートル75、97キロの巨漢は「ヘッドはあまりしないんですが、絶対出る気持ちだった」と拳を握った。

 ここから打線がつながり一挙5得点。市原勝人監督は「6、7回で2点差に迫り、8、9回で追いつこうとハッパをかけたら、一生懸命やってくれた」と目を細めた。

 21、22年と連覇も、昨夏は3回戦敗退。今春の都大会も3回戦で敗れノーシードだが、4強を決めた。高校通算54本塁打の右の強打者は今大会ノーアーチだが、この日は3安打1打点。「甲子園に行きたい気持ちはある。でもまずは次の試合」と片井。関東第一との準決勝に全力を尽くす。(大木 穂高)

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