ドジャース・大谷 特製帽子配布デーも快音なし チームは4連勝

＜ドジャース・ジャイアンツ＞8回、三振に倒れる大谷（撮影・西尾　大助）

　◇ナ・リーグ　ドジャース3―2ジャイアンツ（2024年7月22日　ロサンゼルス）

　ドジャース・大谷は、先着4万人に英語と日本語で自身の名が書かれた特製帽子を無料配布する一戦だったが、7試合ぶりに無安打に終わった。第1打席は四球を選び、連続試合出塁を7に伸ばしたが、二盗に失敗。ビデオ検証の結果アウトに覆り、今季4個目の盗塁死となった。

　代わって打線をけん引したのは球宴の本塁打競争で優勝したT・ヘルナンデス。同点の21号ソロと2度の勝ち越し適時打で、チームの全得点を叩き出した。本塁打競争後には大振りの癖がつき、打撃の調子が狂うとも指摘されるが、後半戦は17打数7安打、2本塁打と好調。「プラン通りにバットを振れている」と笑顔で説明した。メジャー初登板だった先発のライアンも5回1/3を4安打1失点と力投し、チームは後半戦無傷の4連勝とした。（奥田秀樹通信員）