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有観客でも史上初の兄妹同日金メダルだ!柔道・阿部一二三「ブーイングも力に」詩もアウェー対策万全

スポニチアネックス / 2024年7月24日 4時46分

<柔道 出発>パリへ向け出発する(左から)阿部詩、阿部一二三、橋本(撮影・西海健太郎)

 パリ五輪に出場する柔道男子66キロ級の阿部一二三(26)、女子52キロ級の阿部詩(24=ともにパーク24)の兄妹が23日、羽田空港からパリへ出発した。ともに28日に登場し、初の有観客での五輪で前人未到の同日連覇を目指す。

 史上初の兄妹同日金メダルを獲得した21年東京五輪は新型コロナウイルスの影響で無観客開催。今回の柔道大国フランスでの戦いは完全アウェーが予想され、一二三は「今回は観客も、たくさん入って全然別世界の五輪なのかな」と警戒する。ただブーイングは世界選手権などで経験しており「練習の中でも、いろんなことを想定してやってきた。ブーイングも力にして、全て力にして頑張りたいなと思う」と見据えた。

 詩は観客の声でコーチの指示が聞こえないことを想定。先週、所属先の道場で練習試合を行い、コーチ陣らに声でアウェーの雰囲気を演出してもらったという。「(畳の)中で、あんまり聞こえないのも想定しながらやった」。その上で「最後は自分で考えた上で戦わないといけないので、自分の意思をしっかり持ちながら」と決意を示した。

 一二三はライバルの丸山城志郎(ミキハウス)に屈せず、無敗を継続。昨年5月の世界選手権では連覇を達成した。技術面でも足技の決定率が上がるなど、3年前からさらに進化を遂げている。「日本でやり残したことはない。心技体がいい状態だと思う」と納得の仕上がりだ。

 詩は東京五輪後に不安を抱えていた両肩の手術を経験した。「体の状態的には大きなケガなく、ここまで来られた。あとは気持ちを引き締めて覚悟を持って挑むだけ」。万全な有観客への備えで史上初の快挙を成し遂げる。 (中村 和也)

《橋本 32歳での最年長メダルに意欲》

 ○…日本柔道男子歴代最年長となる32歳で初の五輪に挑む73キロ級の橋本壮市(パーク24)は「金メダルを獲って史上最年長の記録を達成したいと思う」と意気込んだ。17年の世界王者で22年世界選手権は2位、昨年は3位と着実に実績を積み、同年8月のマスターズ大会を制した。仕上がりは万全で「準備を全てやってきたので自信もあるし、あとは悔いのないように戦うだけ」と力強く語った。

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