ツインズ 菊池雄星がトレード補強の最有力候補 地元メディア報道「先発に左投手が不足」

ブルージェイズ・菊池（AP）

　ツインズの地元メディア「ツインズ・デイリー」が23日（日本時間24日）、先発投手を狙っているチームがブルージェイズの菊池雄星投手（33）を7月末に期限が迫るトレード市場で補強の最有力候補に挙げていると報じた。

　同メディアは「フロントはレンタル選手のトレードを避けてきたが、その傾向は2024年に変わるかもしれない。そうなれば、ブルージェイズの左投手が最も有力な候補となる」と伝えた。

　ツインズは現在、ア・リーグ中地区首位を走るガーディアンズと4.5ゲーム差の2位。ワイルドカード争いでは進出圏内を維持している。同メディアは「ツインズは数シーズンにわたり、ピッチングの安定性を求めている。プレーオフで勝ち抜くことが可能な先発ローテーションを構築しようとしている。ツインズにとって欠けているものは、トロント・ブルージェイズの菊池雄星をトレードで獲得することかもしれない」とした。

　同メディアは菊池を獲得するメリットに「ベテランの存在感

、「先発ローテーションに不足している左投手」を挙げ「彼の三振に取る能力やイニングを消化する能力は、まさにツインズが必要としている。左投手としての存在は、ツインズに戦略的な優位性をもたらすかもしれない」と報道。さらに「菊池のパフォーマンス指標は、まだ生かされていないポテンシャルがあることを示している。彼の表面的な数字が彼の良さを捉えきれていない」と環境が変わればこれまで生かし切れていなかった菊池の能力が最大限に引き出される可能性があるとした。