【高校野球】社の「猛虎」が2安打2打点で4強貢献 虎党の両親が命名、名前は「だいぶ好き」

＜社・加古川北＞3回1死二塁で左前打を放つ社・黒田（撮影・河合　洋介）

　◇第106回全国高校野球兵庫大会準々決勝　社12―0加古川北（2024年7月24日　ほっともっとフィールド神戸）

　兵庫大会2連覇中の社が加古川北を12―0で制して準決勝に進んだ。

　初回に一挙5安打5得点など計14安打12得点の猛攻。投手陣は計3投手が1安打に抑える無失点リレーでつないだ。

　「9番・三塁」の黒田猛虎（たけと＝3年）が2安打2打点と躍動した。

　3―0の初回2死満塁で右前2点打、5―0の3回1死二塁では左前打を放った。

　「（初回の適時打は）強く低い打球を打とうと心がけていました。事前に相手の情報や自分の体も状態も把握できていて準備ができている。それが結果につながっているかなと思います」

　名前は「猛虎」と書いて「たけと」と読む。虎党の両親が名付け、自身も虎党とあって「だいぶ好きです」と言う。

　同校OBの阪神・近本らのファンで、小学生の頃には甲子園で阪神の応援してきた。

　県50年ぶりの夏3連覇へ、あと2勝。「甲子園で勝っていくチームを目指してきた。あくまでも（兵庫大会は）通過点」と先を見据えた。

　◇黒田　猛虎（くろだ・たけと）2007年（平19）2月22日生まれ、兵庫県高砂市出身の17歳。小1から北脇野球部で野球を始めて投手と遊撃手。中学では姫路東に所属。社では1年秋に背番号19でベンチ入りし、2年秋から背番号5。50メートル走6秒4、遠投95メートル。1メートル67、67キロ。右投げ左打ち。