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佐々木麟太郎 渡米後初取材対応 MLB公式サイトで心境激白「大リーグでやるのが一番の夢」恋しいのは…

スポニチアネックス / 2024年7月24日 16時20分

佐々木麟太郎(AP)

 岩手・花巻東からスタンフォード大に進学する佐々木麟太郎内野手(19)が23日(日本時間24日)、米国の大学1、2年生が参加するMLBの「アパラチアン・リーグ」のオールスター戦(テネシー州ジョンソンシティー)の西軍の「6番・一塁」で先発出場。6回に決勝の中前適時打を放ち、4打数1安打、1打点で4―1の勝利に貢献した。

 佐々木は1―1の6回1死一、二塁から左腕のスライダーを強振。打球速度107.7マイル(約173.3キロ)の痛烈な当たりは二遊間を抜け、二塁走者が生還し、これが決勝点となった。

 大リーグ公式サイトはこの日、佐々木の取材映像を公開。佐々木が渡米後、メディアの取材に応じるのは初となった。女性の通訳を伴いながら、インタビュワーの英語の質問に通訳を介さずにすぐに日本語で答える場面も。ここまでの活動について「大学のシーズンはまだ経験していない。こっちに来て約1カ月ちょっと過ごしていますけど、充実した生活ができています。本当にいろんな経験ができて、凄い大きい時間なのかなと思っています」と話した。

 今後の目標については「大リーグでやるのが一番の夢。野球の人生と野球以外の人生も考えて、自分に合った選択肢はアメリカの大学に進むことだった」と明かした。

 高校最多とされる通算140本塁打の実績を誇るが「自分自身は記録を更新したのは気にしているところではない。自分の自信というかポテンシャルにはなっている」とコメント。花巻東監督としてドジャース・大谷翔平を育てた父・洋さんとの会話についても「高校時代に能力的なものでも翔平さんよりずっと下だと言われていた」と明かした。

 日本が恋しいかと問われると「基本的にあまりないけど、1個いえば食事。日本食は凄く恋しいかなと思います」と笑い交じりに答えた。

 佐々木は若手選手の登竜門「MLBドラフトリーグ」にトレントンの一員として今月13日まで参加。25試合の出場でリーグ2位タイの4本塁打を放った。その後は、大学1、2年生で構成されるMLBのアパラチアン・リーグにグリーンビルの一員として参加。参加3試合目となった20日のダンビルとのダブルヘッダー第2試合で、初回2死二塁から直球を右越え本塁打。これが渡米後5本目の本塁打だった。

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