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【高校野球】大阪桐蔭、追い上げ許すも地力の差で8強進出 西谷監督「夏は簡単に勝てない」吉田の復帰に光

スポニチアネックス / 2024年7月24日 16時26分

<大阪桐蔭・大商大堺>初回1死二、三塁、徳丸の中前打で生還する大阪桐蔭・吉田(撮影・北條 貴史)

 ◇第106回全国高校野球選手権大阪大会5回戦 大阪桐蔭8―4大商大堺(2024年7月24日 くら寿司スタジアム堺)

 6回表の時点で大商大堺に1点差にまで迫られ、今夏初先発の背番号1、平嶋桂知投手(3年)は5回1死満塁のピンチで降板。プロ注目の主軸、ラマル・ギービン・ラタナヤケも不振で2試合連続のスタメン落ちと、大阪桐蔭のエンジンはなかなか仕上がらない。

 西谷浩一監督(54)も「夏の大会は簡単には勝てない。相手の勢いを止められなかった。いい勉強になりました」と課題が残っていることを認めた。

 その中で収穫は「2番・中堅」でチームのキープレーヤーだった吉田翔輝外野手(3年)が故障から戦列復帰したこと。春選抜の報徳学園戦で一塁帰塁の際に右肩を脱臼、6月には左ヒザ疲労骨折で実戦から遠ざかっていた。復帰戦では4回の右前適時打を含む2安打、6回1死一塁ではセーフティーバントで相手失策を誘発させ、流れを取り戻す3点の追加点につなげた。「もう守りも走りも大丈夫。塁を動かすことを意識した」と吉田。勝ち進みながら、陣容を整える。

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