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【高校野球】今春選抜出場の耐久、準々決勝で敗退 エース・冷水「大学で全国大会目指す」

スポニチアネックス / 2024年7月24日 17時41分

<耐久-近大新宮>敗戦後、涙にくれる耐久・冷水(中央)(24日、紀三井寺公園野球場)

 ◇第106回全国高校野球選手権和歌山大会 準々決勝 耐久1-3近大新宮(2024年7月24日 紀三井寺公園野球場)

 耐久のエース、冷水孝輔(3年)は次打者席で敗戦を迎え、両手を地面についた。1―3と2点を追う9回表2死二塁だった「何とかつないでいこうと思っていた」。試合終了で整列すると涙が止まらなかった。

 昨秋、和歌山大会で優勝、近畿大会4強に導き、創部119年目で初の甲子園出場に導いた。周囲から注目され、その重圧をはねのけようと練習を積んできた。

 「選抜に出た後、自分でチームを引っ張っていこうという気でやってきた。自分の調子がチームの勝敗に直結する。これまで野手に迷惑をかけてきた分を取り返すつもりだった」

 この日は立ち上がりから「リズムに乗れなかった」という。狙われたのか、持ち前のスライダーを長打され、速球も外野に運ばれた。3、4、5回と1点ずつ失い、「反撃のリズムを作ることができなかった」と悔いた。結局、11安打を浴び、3失点だった。

 相手の近大新宮は昨年夏、1回戦で対戦。自ら先発し、途中降板、2―6で敗れていた。「先輩たちのリベンジも果たしたかった」とまた自分を責めた。

 それでも最後の投球となった8回裏は3者三振で締め、雄たけびをあげた。「選抜に出たというプライドもあった。この回をしのげば(逆転の)チャンスはあると思って投げました」

 涙が乾いたころ、「最高の仲間と高校3年間を過ごせた」と顔をあげた。進路は大学進学、それも兄・秀輔がいる中部学院大を目指している。兄も3年前、耐久のエースとして準々決勝で敗れていた。

 甲子園の夢は破れたが「もっと自分を高め、次は大学で全国大会。神宮を目指します」と前を向いた。 (内田 雅也)

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