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パリ五輪カナダ女子サッカー ドローンで相手チーム偵察しスタッフ拘束 カナダ五輪委が謝罪

スポニチアネックス / 2024年7月24日 18時41分

カナダ代表のプリーストマン監督監督(AP)

 カナダ・オリンピック委員会は24日、同国のサッカー女子代表のスタッフがサンテティエンヌで現地当局に拘束されたと発表した。ニュージーランドの練習をドローンを使用して偵察したため。

 東京五輪金メダルでパリ大会で連覇を狙う世界ランキング8位のカナダは、同28位のニュージーランドと25日に対戦する。ニュージーランド側は、練習中に上空を飛行していたドローンがカナダチームのサポートスタッフによって操作されていたことが判明したことを受け、22日に国際オリンピック委員会の公正性部門に苦情を申し立てたと発表。「チームのサポートメンバーが直ちに警察に通報し、カナダ女子サッカーチームのサポートスタッフであると特定されたドローン操縦者は拘留された」とニュージーランドオリンピック委員会は声明を出している。

 カナダオリンピック委員会はニュージーランドオリンピック委員会とニュージーランドサッカーに「カナダオリンピック委員会はフェアプレーを信条としており、衝撃を受け、失望している」と声明は述べた。「ニュージーランドサッカー、影響を受けたすべての選手、そしてニュージーランドオリンピック委員会に心からお詫び申し上げます」と謝罪。また、ニュージーランド五輪委は「深くショックを受け、失望している」と声明を出した。

 AP通信社によれば、カナダのサッカーチームが、国際ライバルの練習をめぐるドローン論争に巻き込まれたのは今回が初めてではない。ホンジュラスのメディアの報道によると、21年にトロントで行われた男子W杯予選のカナダ戦を前に、ホンジュラスはフィールド上空にドローンを発見し、練習を中止したことがあるという。試合は1―1の引き分けに終わった。

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