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【高校野球】明石商「僕でいいの?」投手を野手起用でピタリV撃!相手校分析8時間超、執念の4強進出

スポニチアネックス / 2024年7月24日 18時53分

<明石商・滝川二>全2打点を挙げた明石商・小斉(撮影・河合 洋介)

 ◇第106回全国高校野球 兵庫大会準々決勝 明石商2―0滝川二(2024年7月24日 ほっともっとフィールド神戸)

 昨夏準優勝の明石商が滝川二を2―0で制して2年連続の4強入りを決めた。

 適時打一本で挙げた2点を守り切った。

 「6番・右翼」の小斉大翔(たいが=3年)が3回2死満塁で中前へ先制2点打を放った。今大会初の先発出起用に応える決勝打になった。

 「変化球を待っていたけど、体がうまく反応して直球を打つことができました」

 高校入学後は野手として起用されていたものの、2年秋に投手に本格転向した。

 最速139キロ右腕として今大会は背番号10を背負い、ここまで2試合に救援登板した。

 その2戦ともに安打を放つと、打力の好調さを買われて右翼手として先発機会を与えられた。

 「春からは野手として出ることがなかったので、この相手に一発勝負の夏でまさか先発があるとは…。僕でいいのかな…とビックリしました」

 滝川二との準々決勝に向けて、チームは相手校の映像を8時間以上見て対策を練ってきた。

 その執念が実る4強入り。小斉は「必要とされるならば、投手でも野手でも活躍できるように頑張りたいです」と先を見据えた。

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