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高田五段 同学年・藤井王将挑戦へリーグ入り王手!前期屈した2次予選準決勝で同じ稲葉八段に雪辱

スポニチアネックス / 2024年7月24日 20時0分

高田明浩五段

 ALSOK杯第74期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)2次予選準決勝が24日、大阪・関西将棋会館であり、高田明浩五段(22)が稲葉陽八段(35)に179手で勝利した。岐阜県各務原市出身の高田は藤井聡太王将(22)=7冠=と同学年。高田は次戦、初の挑戦者決定リーグ入りをかけて、森信雄七段門下の兄弟子・西田拓也五段(32)と豊島将之九段(34)の勝者と対戦する。

 振り駒の結果、高田が先手になり、戦型は振り飛車党へ転向した後手・稲葉の四間飛車へ進んだ。高田は王を3段目に囲う天守閣左美濃、稲葉は高美濃に組んだ。

 銀桂交換から飛車交換と華々しく駒交換が行われ、105手目▲6二飛。高田が1三角の利きを頼りに、稲葉金の前へ大駒を打ち込んだ。飛車金交換から▲6二同角成と稲葉王近くに馬を作って攻勢に。金銀4枚で囲った堅陣を頼りに、猛攻を仕掛けて寄せ切った。

 稲葉には前期、同じ2次予選準決勝で敗れていた。その借りを1年後、同じ舞台で晴らし、総勢7人が総当たりして6局ずつ指して1人が挑戦、3人が残留、3人が陥落する棋界一の難関リーグ入りへ王手をかけた。

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