パリ五輪が始まった！7人制ラグビー・男子セブンズが日本選手団“先陣” 開会式2日前にNZと激突

ラグビー＜日本・ニュージランド＞開始前、円陣を組む日本の選手たち（撮影・岡田　丈靖）

　◇パリ五輪　日本―ニュージーランド（2024年7月24日　フランス競技場）

　26日（日本時間27日午前2時30分開始予定）の開会式に先立って24日（日本時間午前1時）、パリ五輪が始まった。3大会連続出場となる7人制ラグビー男子日本代表（セブンズ）がグループリーグ初戦でニュージーランドと激突。日本選手団の先陣を切った。

　男子セブンズがパリ五輪“開幕”の号砲を鳴らした。予選リーグA組でニュージーランド、アイルランド、南アフリカと対戦する日本。7人制ラグビーが初採用された16年リオデジャネイロ五輪では、日本男子は初戦で優勝候補のニュージーランドを破るなど大躍進し、惜しくもメダルは逃したが4位入賞を果たしている。

　開会式2日前となる24日は、7人制ラグビー初戦後にはサッカー日本男子代表が出陣。パラグアイとの初戦に臨む。

　100年ぶりにパリで開催される五輪の大会スローガンは、パラリンピックと共通で「広く開かれた大会に」。開放感を重視し、夏季五輪史上初めて競技場外で行う26日の開会式は市中心部のセーヌ川を舞台に各国選手たちが船に乗って「入場行進」する。日本の入場順は93番目。3度目の「パリ五輪」は、8月11日の閉会式まで32競技329種目が行われる。

　＜五輪のラグビー＞1924年のパリ五輪までは15人制ラグビーを実施。その後採用競技から外れたが、2016年のリオデジャネイロ五輪で7人制として復活。今回で3度目となる。男女それぞれ12チームが出場し、予選リーグは4チームずつ3つのグループに分かれて総当たりで対戦。各グループの2位までに入ったチームと、各グループ3位のうち成績上位2チームの計8チームが決勝トーナメントに進出する。