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スケボー前回王者・堀米 本番会場は「いい感じ」“鬼ヤバい”滑りで復調気配 パリも大本命浮上

スポニチアネックス / 2024年7月25日 4時33分

堀米雄斗

 スケートボード・ストリートの公式練習は23日、パリ中心部のコンコルド広場に設置された特設会場で始まった。開会式翌日の27日に予選、決勝が行われる男子で2連覇に挑む堀米雄斗(25=三井住友DSアセットマネジメント)は1時間半の持ち時間を使い、レール(手すり)やレッジ(縁石)などで技の感触を確認。21年東京大会ではパーク種目を含め、金3個を含むメダル5個を獲得した新お家芸の盟主として、チームジャパン全体に勢いをつける。

 2連覇はおろか、2大会連続出場の危機にひんしていたのがうそのように、初代五輪王者はエッフェル塔などの観光名所を見渡せる会場で、悠然たる初滑りを披露した。吉沢恋(ACT SB STORE)ら日本女子3選手は「着地が難しい」と印象を語った特設会場だが、堀米は「みんなが滑りやすいサイズ感。まだまだ調整が必要だが、いい感じで滑れた」と動じず。王者の風格を漂わせた。

 五輪予選シリーズでは45秒間を自由に滑るランで苦戦し、8戦中3戦で予選落ち。出場圏外の日本勢5番手で6月のシリーズ最終戦を迎えたが、まさに“鬼ヤバい”滑りで優勝。同3番手に浮上し、2大会連続出場を決めた。その後は拠点の米国に戻り、1カ月間は練習に専念。「この1カ月はモチベーションも高く、凄く練習できた」と語るように、心技体全てを整えた。

 スタンスを問わずに高難度の技を出す引き出しの多さ、自身の名前を冠した「ユウトルネード」など、独創性あふれる技が最大の売り。日本勢が1~3位を占めた五輪予選シリーズは14歳の小野寺吟雲(ぎんう)、白井空良(そら、ムラサキスポーツ)の後塵(こうじん)を拝したが、パリで金メダルの大本命に浮上したことは間違いない。

 本格的に競技が始まる27日に出番を迎える堀米。表彰台独占の可能性もある日本男子だが、頂点を譲るつもりはさらさらない。

《世界最年少金へ…14歳「楽しく集中」》

 ○…14歳の小野寺は公式練習を終え、「いつもと同じように楽しく集中して練習できた」と話した。27日の競技日を14歳163日で迎えるが、金メダルを獲得すれば男子の個人種目では世界最年少記録を更新することになる。板を回すフリップ系のトリックを得意としており、レールに乗る前だけではなく、着地前にも回して高得点を叩き出す。五輪予選シリーズも堂々の総合1位で出場権を獲得しており、パリでもセンセーショナルな滑りを披露する。

《白井 体調不良で入院 急ピッチで調整》

 ○…合流が遅れていた白井が24日、競技会場で初めて練習した。頭痛や吐き気などの体調不良で1週間ほど入院していたと明らかにし「頭が痛いのでつらい」と話した。20日に退院したばかりで、当初予定から遅れて23日にパリに到着。27日に本番を控えており、2大会連続で代表入りした23年世界選手権覇者は「やれることをやっていくしかない」と急ピッチで本番へ仕上げていく。

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